私はその類(たぐい)ではない

「数」とは何か、そしてそれはどうあるべきか

サディスティックミカバンドの『塀までひとっとび』の歌詞をその「音」だけに注目して英訳してみた

Dice key is a sooky nut
He chats-chats or charged them all
You know me he taught two
Who tattoo?
Sooky,sooky,sooky nut!

Gotta gotta go net them all
Murder a mad-hate chat racket
Hey my dear, he's taught to be
Sooky,sooky,sooky nut!

Cool rush, she knows cheat yet no
She's a nooky gurky nun though
Taught her coony night yawn
Sooky,sooky,sooky nut!



原詩は以下の通り。

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ミカバンドは1975年のRoxy Musicのヨーロッパでの「Siren Tour」で前座を務めたので有名だ。オーストラリアとニュージーランドの「Siren Tour」で前座を務めたのは、なんとあのスプリット・エンズだったらしい。(参考:

「塀までひとっとび」は1974年当時としてはあまりにもファンキーでぶっ飛んだ曲であり、いろんなアーティストに影響を与えている。

最も影響が顕著なのは「ドリフの早口言葉」だ。


志村けん氏はファンクミュージックのファンであり、昔、『プレイボーイ日本版』(月刊)でブラックミュージックのレコード(新譜?)に関する、凡庸なコラムを書いていたように記憶する。

あと、クリス・トーマスつながりだが、ブライアン・フェリーの「東京ジョー」の歌詞
"
She hokey-cokey till the cows come home"
(シ ホキ コキ ティルザ カウズ カム ホーム)
に見られるような奇妙な音感を強調した歌詞は、この「塀までひとっとび」の「ヌキ ガキ ナン ゾ」や「スーキー スーキー スーキー ナッ!」の影響を多大に受けているように思う。


また、日本語による暴力的なサウンド・コラージュの試みという意味では、初期のサザンオールスターズの歌詞に多大な影響を与えているように思える。

そういや、「がきデカ」には「桂馬でひとっとびー」というセリフがあった。かつて、山上たつひこ氏は非常に言葉に敏感な漫画家の一人だった。
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ところで、2番の歌詞の出だしは、これまでずっと「ダダがこねても」だと思い込んでいたので、当初は
「Dada got to connect them all」(ダダ ガットゥ コネクト エム オール)と英訳していた。だが、歌詞カードを確認したところ「ガダガタ ごねても」だった。「駄々をこねる」に引っ掛けて「ダダがこねても」の方が歌詞として絶対面白いと思うんだけど。

ちなみに上記の英訳した歌詞をgoogle翻訳にかけた結果を以下に示す。その他のWeb上で無料で利用できる機械翻訳も試したが、google翻訳が一番面白かった。

ダイス・キーはソーキーナッツです
彼はチャットチャットやチャージ
あなたは彼が2つを教えてくれた
誰の入れ墨?
おかしい、すっかり、すっごいナッツ!

それらのすべてを網状にしなければならない
奇妙なチャットラケットを殺す
ちょっと私の親愛なる、彼は教えている
おかしい、すっかり、すっごいナッツ!

クールなラッシュ、彼女はまだチートを知っている
彼女はぞっとするような厄介な尼僧だ
彼女の亀裂夜の夜明けを教えた
おかしい、すっかり、すっごいナッツ!